12月2日(土)生活・学習サポーター養成講座 第5回(最終回)を開催しました!

生活・学習サポーター養成講座 
5日間、全14コマの講座を全て実施することが出来ました。

17名の講師、延べ623名の皆様にご参加いただきました!心より感謝申し上げます

目次

「ともに働くをサポートするとき」キャリアアシスト宮崎 
           支援員 高尾 桂 さん
・キャリアアシスト宮崎の就労移行支援、生活訓練の実際
・当事者のインタビュー
・アセスメントの実際
・グループワーク(アセスメント体験)

高尾 桂 さん

就労移行支援、生活訓練の実際について、キャリアアシスト宮崎さんの支援事例を紹介されました。
当事者さんのインタビューでは、当事者さんの言葉で就労移行支援サービスを利用した経緯、困り感に関すること、今のお仕事への想い等語っていただきました。

高尾支援員と成人当事者さんの信頼関係が伝わってきました。
レポートでは沢山の感想やご意見をいただきました。

参加者の感想(一部抜粋)

TTAPというアセスメントをして、利用者さんの状態を明確にしてスタッフで共有し、日々の職業訓練を行う柱にするということがわかりました。
支援者の憶測ではなく、明確な項目におこしていく点がわかりやすいので支援者も曖昧な部分なく支援できると思いました。

アセスメントをして様々な方向からの見立ての大切さが必要で、チームで支援していく事が大事だとわかった。
生活やコミュニケーションを通して就労に繋げていく事がすごくいいと思ったし、高尾さんが当事者さんに話しかける姿が、信頼関係を感じました。
福祉サービスから就労につながる事はとても大事な事なのだと気が付きました。

就労移行支援事業所では、個別支援計画を明確に立て、実施すること。
アセスメントシートを用いて評価することで、支援者が利用者をよく理解されていることがわかりました。
採用され、就職したあとも生活訓練やジョブコーチを利用して支援が続いていく事、金銭管理や免許・資格の取得なども見据えてサポートされていると知りました。

インタビュをーを聴いて、仕事を通して喜び・生きがい・夢につながっている事が伝わってきました。

「発達障がいと二次的な障がい」
宮崎大学医学部臨床神経科学講座 精神医学分野助教 大平洋明さん

科学的な見解から発達障害についてご説明いただきました。
医学的には二次障害という使い方はなされないということで、そのことについて沢山の資料をご提示いただき、理解しやすくご教示いただきました。
質疑応答では治療に関するご質問もあり、とても丁寧にご説明いただきました。

参加者の感想(一部抜粋)

精神発達の到達地点が不明確というお話は、目からウロコで勉強になりました。

「自殺について打ち明けられた時の対応法」はとても勉強になり明日からの支援に役立てたいと思いました。

そもそも一次障がいだけの人は発達障害とは診断されない。ということがわかりました。

不登校についても触れていただき、とても参考になりました。
友人を巻き込みすぎると、友人関係を変化させてしまう。本当にその通りだと思いました。

支援職のメンタルヘルスやストレスマネジメントのお話は心に残りました。支援者も一人で抱えてはいけない、チームで対応する事。
忘れずにいたいと思います。

「多様な子ども達への学習支援 中学生編」
学習指導&サポート 元山 緑さん

みどり先生の作成された プログラミング「スクラッチ」を使って講座を進めていただきました。
実際に中学校で支援に関わられた事例や、授業の際に使われた学習支援ツールも実際にご紹介いただき、視覚的な支援のイメージを大変分かりやすくご教示いただきました。

参加者の感想(一部抜粋)

学校の支援員として働いたことがあります。
みどり先生のように、授業に参加していない時はあらゆる面から考え分析してそれに応じた対応や支援をすることが出来なかったと思います。
適切な支援について勉強させてもらいました。

生活から、学習まで、子ども達がどのようにしたら取り組んでくれるか。特性や性格なども考えて工夫されていてすごいと思いました。
先生の作ったソフトめちゃ使える!!
と思いました。ありがとうございました。

「帰れ」「馬鹿ですか」という言葉を使う児童がいたとき、なぜそのような言葉を使っているのか。本心をくみ取る、成育歴の背景を考察するなど言葉自体を真に受けるのではなく子どもを分析する角度で観るということはすごく勉強になりました。

特性を持っている彼ら自身が、自分の凹の部分を何とかしたいと思っている。でも何ともならない事に苦しんでいる。そのことを理解したいという気持ちを常にもって関わっていきたいと思いました。

講座終了後に嬉しいお便りをいただきましたのでご紹介させて下さい。

この講座を受講したことで、たくさんの出逢いがありました。
皆さん、まだまだ学びたい。知りたいという方たちでとても前向きになりました。
参加して本当に、良かったです。

自分の子どもの理解を深めたいと思い参加しました。
ためになるお話ばかりで参加してよかったです。このような活動を続けておられることに尊敬と感謝の気持ちです。ありがとうございました。

毎回参加するのが楽しみでした。
これで最終回だと思うと寂しいです。
今後、教育の現場で活かしていきたいと思います、ありがとうございました。

生活・学習サポーター養成講座に参加させていただきありがとうございました。
本当に多種多様な講師陣、講座内容で視野が広がりました。
学校現場だけでは足りない部分に気づき、今後どのように指導していけばいいのか、どのように他と連携していくといいのか考えるきっかけになりました。

すべての講座を受講された修了コースの方、興味関心のあるコマだけを受講された単受講の方、ご自身の目的に応じてご参加下さりありがとうございました。
これからも、弊社は社会全体の中で 多様な子ども達の理解者を増やしたい!! というミッションを掲げて活動を続けてまいります!!今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。

今回、宮崎県人権啓発推進協議会委託事業として宮崎県人権同和対策課様には多大なご支援とご協力を賜りました。
また、宮崎大学障がい学生支援室 楠元准教授にも多大なご支援とご協力を賜りました。

ここに、心より感謝申し上げます。

令和6年度多様な発達特性を理解して支援する生活・学習サポーター養成講座
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