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<報告1> 発達特性のある子どもの成長と保護者の心理プロセス ~理解から始める支援のために知っておきたいこと~
子どもの困り感や、癇癪、パニックについて慣れないうちは、なぜそれが起こっているのかなかなか理解が難しいものです。
子どもが何に困っているのか?
情報をどのように受け取っているのか?
幼児期に実際に起こったエピソードを紹介し解説しました。
次に、脳の捉え方の違いを体験していただくために「疑似体験のワーク」をしました。
参加者の皆様が疑似体験に参加しながら、首をひねって考えて下さっているのを見るのが私は好きです。
会場も一緒に参加するスタイルの双方向の講話が好きなのです。
今回も、参加者の皆様がスクリーンを見て一生懸命考えて下さったので、嬉しかったです。
ありがとうございました!
あたり前かもしれませんが、私たちは、自分の見え方しか知りません。
そのため、自分の見えている世界が「普通」だと錯覚してしまいがちです。
しかし、自分の見え方とは違う人もいるかもしれません、何故なら、情報の受け取り方が一人一人違う可能性があるからです。
この「疑似体験のワーク」で気が付いてほしい事は、ニューロダイバーシティ(神経発達の多様性)と言われるように、脳の学習の仕方や情報刺激の受け取り方に個別性や多様性があるのだということ。
これまでの自身の中の「ふつう」や「当たり前」を見つめて問い直す機会となりましたらば私の狙いは達成です♪
母親の障害受容の心理プロセスについては、「悲嘆のプロセス」段階を紹介し、私自身が経験した心の動きを段階に沿ってお伝えしました。
私自身の心の動きですので、あくまでも一例となりますが、母親の大きく波打つ心の動きや不安に潰されそうになる想い。
受容から回復、新しいアイデンティティの確立といった自身の成長につながっていく経過等、具体的なエピソードも含めてお話ししました。
・建設的対話と合意形成
・社会的障壁
・「しょうがい」って何だろう?
等にもふれました。
質疑や全体総括の議論では、参加者の皆様が積極的に発言してくださり活気のある分科会となりました。
ご一緒にご報告させていただいた、「認定こども園伊勢ヶ浜保育園 青木雅矢先生」のお話もとても興味深く勉強になるお話ばかりでした。
休憩時間に参加者の皆様と交流することもとても刺激を受け、学びに繋がりました。
何よりも驚いたのは、何と長男の2年生の時の担任の先生がお越しになってらっしゃいました。
驚きと嬉しさで、テンションが高まってしまいました。
差し入れまでいただき、ありがとうございました!
このような貴重な機会をいただきました 主催者日向市人権・同和教育研究大会実行委員会様に心より感謝申し上げます。