令和6年度 多様な発達特性を理解して支援する生活・学習サポーター養成講座

「生活・学習サポーター養成講座」は、発達特性のある子ども達の困り感を理解し、生活・学習支援におけるサポーターとしてのかかわり方を学ぶ講座です。日常生活や学習の中で具体的に支援するアプローチ方法を身につけます。

全てのコマを履修された方には、民間資格「生活・学習サポーター養成講座 修了認定証」を交付します。

近年、子どもや大人の発達障害という言葉が広くきかれるようになり社会の関心も高まっています。

文部科学省が令和4年12月に発表した調査報告によると、通常の学級に在籍する児童生徒のうち「学習面又は行動面で著しい困難を示す」児童生徒の割合が、小学校・中学校では８．８％、高等学校では２．２％（いずれも推定値）と示されました。

このことは、現在困り感を抱えている児童生徒が少なくない割合で存在しており、特別な教育的支援が早急に必要とされていることを表しています。

この養成講座は、多様な発達特性を理解して関わる支援者を社会全体に増やす目的で開講いたします。

発達特性のある方々が何に困っているのかを理解し、その原因をアセスメントしてアプローチする支援方法と、多業種で連係するために必要な支援者の役割について学びます。

宮崎県全体に理解のある人財が増える事で、多様な子ども達が二次障害を起こすことなく健やかに学び、自分らしく成長することができる地域社会を目指します。

カリキュラム

No	開催日・会場など	時間・講座内容・講師
1	録画配信 令和6年11月1日（金）〜 令和7年2月1日（土）	（30分） オリエンテーション 一般社団法人みやざき子どもサポートリンク 辛島 育代さん オリエンテーション（コース受講生のみ）
2		（60分） 保護者の願い 一般社団法人みやざき子どもサポートリンク 辛島 育代さん 保護者の障害受容のプロセス・支援員へ願う事
3	会場参加・録画配信 11月3日（日） 宮崎市民プラザ4階 中会議室（40名）	10:00～11:00 (60分) 当事者の経験談（学童期～青年期） 熊本学園大学大学院生・社会福祉士 橋口侑果さん 本音で語る　脳性麻痺の私のライフヒストリー
		11:20～12:00 (40分) 質問・トーク 熊本学園大学大学院生・社会福祉士 橋口侑果さん 質疑応答とクロストーク
4	ZOOM講座・録画配信 11月24日（日）	10:00～11:30 (80分＋質疑10分) インクルーシブ教育と個別最適な学び 星槎大学大学院 教育学研究科教授 西永 堅さん 発達障がいとインクルーシブ教育
5	会場参加・録画配信 12月7日（土） 宮崎市民プラザ4階 中会議室（25名）	10:00～11:30 (80分＋質疑10分) カウンセリングマインド ASDみやざき 久保田 聖さん 発達特性の理解とカウンセリングマインド
6		13:00～14:10 (60分＋質疑10分) 当事者の経験談 井下 善博さん 多様な人が幸せに生きるヒント 私のお仕事術
7		14:20～15:30 (60分＋質疑10分) LDへの支援について SENS（特別支援教育士）の会 宮崎支部会 畠中 恭代さん LDへの支援の実際 具体的支援方法、支援グッズの紹介
8	会場参加 リアルタイムZOOM 録画配信 1月11日（土） 会場未定	10:30～11:30 (50分＋質疑10分) 宮崎県の教育 宮崎県教育委員会 特別支援教育課 黒木 幸博さん 宮崎県の特別支援教育の現状と課題（高校含む）
9		11:40～12:10 (30分) 事例検討課題 事例検討課題の説明 コース受講生 情報分析・アセスメントシート説明
10		13:10～14:40 (80分＋質疑10分) アセスメント 星槎大学共生科学部特任准教授 三森 睦子さん 子ども・青年たちの得意と苦手を把握するアセスメント
11		14:50～15:50 (60分) 質疑応答とクロストーク 星槎大学共生科学部特任准教授 三森 睦子さん 受講生の皆さん 三森先生への質問・交流
12	会場参加 リアルタイムZOOM 録画配信 2月1日（土） 会場未定	10:30～11:30 (50分＋質疑10分) 11:30～12:20 (40分＋質疑10分) 宮崎市の教育 1）宮崎市教育委員会 学校教育課 加冶屋 誠朗さん (50分) 宮崎市の特別支援教育の現状と課題 2）宮崎市スクールサポーターの現場から (20分×2名) スクールサポーターの現場から
13		13:30～15:00 (80分＋質疑10分) 医療 宮崎大学医学部臨床神経科学講座 精神医学分野助教 大平 洋明さん 児童精神科医の診察室から 〜発達障害を理解して支援するために大切な事〜

会場

対面：宮崎市民プラザ、NPO・協働支援センター等

オンライン：ZOOM会議システム

対象者

学童期から青年期の子どもの支援に関心がある方であれば、どなたでも受講できます。

募集人数

全講座を受講し、「生活・学習サポーター養成講座」修了証の取得を目指す方

• 25名（先着順・要申込）
• 修了証の認定には全講座の受講が必須
• 参加費：一般　20,000円（正会員　10,000円）

希望するコマのみを単発で受講される方（会場参加もしくはオンデマンド）

• 各コマ50名（先着順・要申込）
• 単発受講者には修了認定証の発行は行われません
• 参加費：1コマ 一般　2,500円（正会員　1,000円）

受講に必要な要件

• 無断欠席をされた場合は、今後弊社の講座の受付を致しかねますことをご了承ください。
• 講座は対面とオンライン（Zoom）を併用したハイブリッド開催となります。対面の講座も録画して期間限定のオンデマンド配信を行います。
• 資料はデータでの配布が多くなります。
• ご自身の通信環境の不安定さで生じた不具合（ビデオ会議システムにつながらない、通信中に通信が途切れる、画面が不安定など）についてみやざき子どもサポートリンクは保証いたしません。
• インターネットの通信費は参加者のご負担となります。
• Zoomでの講座受講時は基本的にカメラオンで参加をお願い致します。

誓約事項

本講座は、以下の誓約事項を遵守できる方のみ受講できます。